岩井澤監督の作品『音楽』を見てきました
この映画はロトスコープという手法が使われており4万枚もの原画を岩井澤監督が7年の歳月をかけ描き完成させたそうです
僕はそういうことはよく知らず、もともとドレスコーズが好きだったので劇中歌になるということで見に行ったのですが、良かった
特にストーリーはあってないようなものなのですが、まず不良高校生が思い付きで始めたバンドっていうだけでワクワクしてきます
そして彼らは拾ったベースとドラムで適当な演奏をするのですが、それが音楽になっているんです。うまく演奏をしていたりするわけではなく、文字通り音を楽しんでいるのです
その表現がとてもうまいというか、すごい伝わってきて、こっちも初めて音楽を聴いた時のあの楽しさみたいなものを感じました
この映画をみて、何か深い感動は感じませんでしたが、音楽に対する原体験のような気持ちを思い出すことができました
とてもいい映画でした